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これまでに、ニュージーランドに漂着するトグロコウイカは巻き方が緩いと言われていた。最近、ニュージーランド北島(20個体)、ニュージーランド(2個体)、ビルマ南方-タイとの国境近く(20個体)、カナリー諸島(5個体)、タイ、プーケット島(2個体)を入手し、観察、撮影、計測した。 上の図で、青い○のビルマ産と×のカナリー諸島産は、巻きが緻密なタイプで一つのグループに入るようである。緑色の○のニュージーランド産は、殆どが巻きがルーズなグループに纏められるが、幾つかは巻きが緻密なものもある。 タイ、プーケット島の試料は2個体とも巻きがルーズなタイプで、西オーストラリアの1個体はどうも巻きが緻密なタイプの様である。 上の図は巻きが緩いニュージーランド(輪郭が赤)と巻きが緻密なビルマ(輪郭が黒)の大きさがほぼ同じ試料を比較したもので、その特徴はよく観察できると思う。
by mutsuoH
| 2005-10-04 11:07
| Spirula(トグロコウイカ)
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