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6月2日にkanataさんが鎌倉に見えたので、エマさん、まっちゃんと私でささやかながら歓迎のビーチコーミングを計画しました。最初に、大潮だったので長者ヶ崎に行きました。海岸に降りたとたん、なんとエマさんがへそ石を発見続いてどんどん見つかって、皆大騒ぎです。 へそ石の産地 私の拾ったへそ石とエマさんのへそ石(一部) へそ石(1) へそ石(2) へそ石(3) へそ石(4) へそ石(5) へそ石(6) へそ石(7)、海岸でのへそ石(撮影、まっちゃん) へそ石(8)、まっちゃん採集のへそ石(写真撮影、まっちゃん) ところで、アースコンサルタント(前横須賀市自然博物館)の蟹江さんに頂いた資料によると、以下の様で、久留和、子安、秋谷地区からの産出が知られていた。東京湾側では野比付近が産地として知られている。 へそ石の成因は、現在相模湾の初島沖水深1100メートル付近等に分布する、海底からの冷湧水に伴うメタンから生成した炭酸塩類(carbonates)と同じと考えられる。 相模湾での生成環境についての図(服部ほか、1994)を示す。 炭酸塩類は、沈み込み帯や海底の断層などに沿って堆積層中のメタンがわき出して来る所で生成するもので、相模湾底では現在も生成していると考えられる。 へそ石類似の炭酸塩類としては、石垣島沖の黒島海丘産のものが知られている。 黒島海丘産の炭酸塩類の写真を示す(町山ほか、2000)。 海底での産状 炭酸塩チムニー(煙突状の炭酸塩) 炭酸塩チムニー(2) 炭酸塩チムニー(3) へそ石が完全にメタン起源の炭酸塩類である事を証明するには、炭素同位体による判別が必要である。 最後にへそ石の生成環境を示す。
by mutsuoH
| 2007-06-05 18:53
| へそ石
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